感想・批判
操作性はオーソドックスなFPSを踏襲していますが、このゲームの肝である“チーム”を率いるという画期的なシステムのお陰で、非常に特殊なゲームとなっています。実際、チーム操作の難解さに手放したプレイヤーも多いのでは‥?慣れてくると“HALO”とはまた違った面白さを見い出せるかと思います。
ストーリーは、まぁあってないようなものなのだろうと思っていたのですが、意外にも種族間の争いやその他抗争が組まれていました。各ミッションが始まる前にミーティングが入るのですが、そこでの会話が楽しめました。どこか洋ゲーらしさもあり、それでいて綺麗な掛け合いを見せてくれるという‥
キャラクターも個々が立っており、上手くプレイヤーに特徴を掴ませるように作っていると感じました。ただ、テックスだけはもう少し活躍の機会が欲しかったかなとは思いますが。
このゲームはもう1つ言っておかなくてはならないことがあります。それは“画面外及び視界外からの攻撃が多すぎる”ことです。とにかく、どこから撃たれているのかわからない‥なんて状況が後半は特に続きます。それを苛々せずに楽しめるかどうかが、このゲームを受け入れられるかどうかに繋がるのではないでしょうか。
やり込み要素は最近のゲームにしては比較的簡素。ノーマル、ハード、ブルータルを総てクリアするだけのシンプルなものとなっています。が、それで充分なのかも知れませんね。何故なら、ブルータルを1人の死者を出すことなくクリアするのは至難の業だからです。と言いますか、常人には無理でしょう。敵の配置を総て覚えていてもスイーパーであっと言う間に爆撃死‥なんてことは日常茶飯事です。
そういった意味でも、せめてノーマルモードくらいは軽く流せるような難易度でも良かったのではと思います。もっとも、洋ゲーにそれを求めるのは間違いかも知れませんが。
デスマッチについても触れておきましょう。画面分割で戦うこのモードは、まぁ良くも悪くも他のものと似たような感覚です。スナイパーがいないメンバーではメドキットを集めて突攻するくらいしかないのが、悲しいと言えば悲しいですね。それでも全体的には上手くバランスが取れていると思います。
さて、長々と語りましたが、参考になりましたでしょうか。今からこのゲームをやり込もうなんて人は本当に酔狂な方かと思われますが、その方にとってこのサイトの記事が有用なものとなれば幸いです。
2K7.9.5 God-Boss
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