ソフトのインストール
iαppliを開発するには、まずそれなりの開発環境を整える必要があります。
各リンクは公式ウェブサイトに繋がっています。別ウィンドウで開きますので、そこからは指示に従ってダウンロードして下さい。
Eclipse
http://www.eclipse.org/downloads/
DoJa
http://www.nttdocomo.co.jp/..  ../tool_foma2.html
Eclipseは2.1以降、Dojaは3.5が比較的安定しており、使い易いとされています。
Eclipseには日本語化パッチがあります。それも合わせてダウンロードし、当てておくと良いでしょう。
またDojaをインストールする際にEclipseとの連携を取るか・・つまりプラグインするか問われるので、必ずさせておきましょう。
この為、Eclipse→DoJaの順でインストールして下さい。
次にJDKのインストールを行います。これも下記のリンクからダウンロードして下さい。
Java2SDK
http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
環境変数の設定
インストールした後、マイコンピュータのプロパティを開きましょう。そこで、詳細設定タグを選択します。
Windowsのバージョンやデスクトップの設定の関係で、レイアウトは多少違うかも知れません。
環境変数ボタンをクリックします。すると、この様な画面が現れる筈です。
God-Bossは明らかに後から貼り付けてありますね。
そこで新規を選択します。
環境変数の新規作成画面
変数名をPATHに、変数値を先程Java2SDKをインストールしたディレクトリ\binにしてOKをクリックして下さい。
iαppli開発に於ける基本操作手順
以上の手順で環境は整いました。それではEclipseを起動させて下さい。今回は2.1を使用しています。
Eclipse2.1起動画面
起動したら、以下の手順を踏んで下さい。
ファイル→新規作成→DoJa3.5プロジェクト
作成手順1
今回はSampleを作成しましょう。入力後、終了ボタンをクリックして下さい。
作成手順2
srcの上で右クリックし、新規作成→クラスで新しいクラスを作成します。
作成手順3
Sampleというクラスを作成しましょう。入力し終えたら終了をクリックして下さい。
作成手順4
Sampleには下記のコードを記述して下さい。コピー&ペーストで構いません。
/**Sample*/
import com.nttdocomo.ui.Display;
import com.nttdocomo.ui.IApplication;
public class Sample extends IApplication {
  public void start() {
    SampleMain sampleMain = new SampleMain();
    Display.setCurrent(sampleMain);
  }
}
さて、この状態でコンパイルしようとしてもエラーが出てしまうと思います。理由は、メインクラスが存在しないからです。
ではメインクラス・・つまりSampleMainも作成しましょう。手順は先程Sampleを作成した時と同様です。コードは下記のものを貼り付けて下さい。
/**SampleMain*/
import com.nttdocomo.ui.*;
public class SampleMain extends Canvas implements Runnable {
  Thread thread;
  public SampleMain() {
    //スレッドを開始
    thread = new Thread(this);
    thread.start();
  }
  public void paint(Graphics g) {
    g.lock();
    g.setColor(Graphics.getColorOfRGB(0x00, 0x00, 0x00));
    //背景の描画
    g.fillRect(0, 0, 240, 240);
    g.setColor(Graphics.getColorOfRGB(0xff, 0xff, 0xff));
    //文章の描画
    g.drawString("非常に単純なiアプリです", 20, 25);
    g.drawString("ソースを見てどこで何を行っているか", 20, 50);
    g.drawString("各箇所確認してみて下さい", 20, 70);
    g.unlock(true);
  }
  public void run() {
    for (;;) {
      //再描画
      repaint();
      try {
        //約30分の1秒毎に1コマ描画
        Thread.sleep(30);
      } catch (InterruptedException e) {
      }
    }
  }
  public void processEvent(int type, int param) {
    //キーの入力を覚える変数
    int nKS = getKeypadState();
    //ソフト1キー[キーボードではA]が押下された時
    if ((nKS & 1 << Display.KEY_SOFT1) != 0) {
    }
    //ソフト2キー[キーボードではS]が押下された時
    if ((nKS & 1 << Display.KEY_SOFT2) != 0) {
      //iアプリを終了
      IApplication.getCurrentApp().terminate();
    }
  }
}
SampleMainを上書きすると、Sampleのエラーも消えると思います。エラーが消えた事を確認出来れば、実行に移ります。
実行手順1
DoJa3.5 アプリケーションをダブルクリックして出現した起動構成を選択し、実行ボタンをクリックします。
実行手順2
すると、この様な画面が現れる筈です。
DoJa
非常に長くなってしまいましたが、ここまでが開発環境を整える手順です。上手く行かなかった人は次項以降の補足説明を参照して下さい。
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